青い鳥症候群
by 中村 仁 / 2013.02.27
FROM:中村 仁 vol.316
大阪の自宅より・・・
時刻は14:22分、私は近所にある神社の前で、ハッとしてこんな言葉を吐いていました。
「しまった!」
遡ること、約2時間前、私は散歩に行こう自宅を出ようとしていたところでした。
なぜかって?それは・・・アイデアを探すためです。
実は朝から、机の前にコピーライティングのスワイプファイルや商品を広げて、大量のリサーチを行っていたのです。しかも、今回書く予定のレターはこれまで最高難度であるにもかかわらず、お金にはなりません。(この理由はじきにお話しします)
お金にならないと言っても、手を抜くことはしません。当然商品は徹底的に調べ尽くし、メッセージを届けたい相手もノートに書き出しました。今は意図的に仕事をセーブして、じっくりと取り組める仕事しか受けていないので余裕があるはずですが、それでも何も見つかりません。何が見つからないかって?そうビックアイデアです。
素晴らしい成果をもたらすセールスレターには、すぐれたビックアイデアが必要です。ダン・ケネディも言っています。「今、あなたが書いているコピーのパワフルで、誰でもが普遍的に共鳴する、大きなテーマはなんでしょう?もし、答えられなければ、そのコピーは使わない方がよいですよ」と。それくらい大事なものなのです。
結局、午前中かけても何もヒントが浮かんでこないので、散歩することにしたわけです。外に出ると、アイデアが浮かぶことが多いのも経験則で知ってました。運動不足の解消にもなりますしね。(太って困っていたので、ちょうどよかったです)
自宅を出てから、セブンイレブンでネットプリントから請求書を印刷し、お次は近くの郵便局へ。郵送も完了!その間1時間以上歩きましたが、残念ながら、肝心のアイデアは降りてきませんでした。そこで、自宅に帰る直前、近くのコンビニまで行こうとしてとある神社の前に来たときのことです。入口にある立て看板に書いてある文章を見て、冒頭の声を上げたのでした。ちなみに、立て看板に書いていたのは・・・
『知って行わざるは、知らざると同じ』
はっとしました。なんということでしょうか?さきほど、散歩しても新しく良いアイデアが浮かんでこないと言いました。本当のところを言うと、様々なアイデアは思いついていたのです。ただ、すべて却下していました。もう知っている、思いついたことがあるという理由で。一度も試すことなく・・・。
きっとあなたはそうではないと思いますが、私が今医者に診断されたら、そして、多くの方が罹患していて告知されるであろう病名があります。
「ああっ、青い鳥症候群ですね。」
あなたの周りには、こんな人はいませんか?セミナーに参加して、
「この知識はもう知っている」
「これは別のセミナーで聞いたよ」
「もっと私が知らない新しい秘密を教えてくれよ」
多くの方が青い鳥症候群に罹患しています。そもそも、今の世の中で誰もが知らない秘密など、あるのでしょうか?少なくとも、一定の知識レベルになれば、ほとんどないような気がします。
あるとすれば、それは誰もが知らないことではありません。知っていたけど試していない、あるいは、知っていていたけど忘れていた知識のことです。これも立派な秘密です。そして、これらをさっさと試した方が、私たちに今より多くの成果をもたらすのではないでしょうか?私たちに必要なことは、セミナーをはしごして、誰もが知らない秘密という名の青い鳥を追いかけ続けることでしょうか?それとも?
P.S
知っていたけど、まだ試していないアイデアに気が付きました。まずは、試してみようと思います。
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