需要と供給

FROM：中村　仁

八尾のサンマルクより・・・

 

「このままではいけない」

 

今より上手くビジネスを回すには、もっと多くの行動を起こさなければならない。先日、このように決意して対策を練っていました。思いついたことを紙に書き出してみただけですが、驚いたことにその内容の大半が、コピーライティングのスキル向上に必要なことばかりだったのです。

 

「あっ・・・」

 

私はここである間違いに気づくことができました。そして、この過ちを犯しているのは、私だけではないと思います。私含め商売人というのは、自分の商品に誇りを持っている人が多いように思います。

 

「常に品質改良を加え、お客様により良い商品を届けたい」

 

このような考えで、ビジネスをすることは本当に素晴らしいことです。しかし、商品に対するプライドが、集客への誤った認識につながっているとしたら、集客で苦労することになるかもしれません。ここでいう認識というのは、

 

「良い商品を作っていれば、お客様は勝手にやってきてくれる」ということです。

 

世の中に出回っている商品・サービスの大半は、似たりよったりなものばかりです。買い手にとって違いがわかるものは少ないのではないでしょうか？iphoneのような画期的な商品を生み出せれば、集客に困ることはないかもしれませんが、実際には、難しいことでしょう。

 

仮に、素晴らしい商品を開発できたとしても、商品のライフサイクルは早いので、数年後には、また別の商品をリリースしないといけません。商品・サービスの品質だけを追い求めていては長期的にビジネスを回すことができなくなります。

 

一方で、ビジネスには商品以外に、セールス（マーケティング含む）という要素もあります。多くの会社の商品に差がないのであれば、セールス・マーケティングの力で差別化し、売っていかなければなりません。

 

しかし、商品に重きを置く企業がまだ数多くいらっしゃいます。私の住んでいる関西特有の事情もあるかもしれませんが、いろいろな企業様へ訪問してきたなかで、セールス・マーケティングを学んでいる方は多くありませんでした。

 

良い商品を持っている人は、数多くいますが、売る人は圧倒的に不足しているのが現状です。商品＞売る人　私がコピーライターからビジネスを始めた理由もここにあります。今、売る力を持つ人は希少です。セールス・マーケティングは、社長さんが身につけるべき必須スキルだと思うのですがいかがでしょうか？

 

P.S.

お会いした起業家さんの中には、紹介だけで上手くいっている方もいらっしゃいます。ただ、全体の中で考えると、例外の部類に属する方でしょう。共通して、人柄が素晴らしい方が多いのですが、それが紹介を広げる肝なのでしょうか？

 

今日もビジネスを楽しみましょう。