集客するために事業の定義を広げる
by 中村 仁 / 2014.08.12
FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・
連日、アイドル話で申し訳ない。(汗)お昼に、AKBが東北の被災地を訪問している動画を見ていました。彼女たちはもう3年以上、継続して訪問しています。人数が多いとはいえ、3年はすごいことですよね?
会場には、地元に住む小さな子供も数多く来場しています。小さな子供は、憧れのアイドルと握手できるのが嬉しいんでしょうね。めちゃ笑顔なんですよ。無邪気な笑顔を見るとコチラも笑顔になってしまいます。
ふとっ、子供の父親が映ったのですが、父親も自然と笑顔になっていました。(笑)子供が笑顔になると、親にも笑顔が移るのでしょうね。素敵だなと思いました。笑顔の人には、笑顔の人が集まります。
きっと週が明けても、父親の同僚や上司にまで笑顔が広がっていくのだろうか?と思ってしまいました。この光景を見ていたとき、以前、アイドルの一人がこんなことを言っていたのを思い出しました。
「一人でも多くの方を笑顔にできるよう頑張ります」
アイドルとしては優等生の発言ですが、さすがに今は平成26年、他に言い方あるだろうと思っていました。でも、今ならわかるような気がします。「待てよ。もしかしたら本心だったのかも?」
彼女たちは現場にいます。笑顔と笑顔がつながる場所をリアルタイムで体験している。だからこそ、出てきた言葉なのかもしれません。やりがいのある職業です。
でも、アイドルは人前でずっと笑顔なので、軽く見られることも多いようです。笑顔と笑顔をつなげる職業を『笑顔繋広業(えがおけいこうぎょう)』だと定義すれば、*もちろん造語です。すごく社会貢献性の強い尊い職業だと思いませんか?
活動領域(可能性)が広がりますよね?歌やダンスをやればいいわけではないとわかります。自分でチャンネルを作り動画をアップして、ファンを楽しませる活動もOKです。(実際にやっているアイドルがいます)
定義を広げると、あらゆる可能性が見えてきます。
一方、我々はどうでしょうか?自分の事業を一つの定義で縛り、可能性を閉ざしてしまってはいないでしょうか?「自分はレストラン経営者です」事業の定義を縛ると、パラダイムの外にある発想が出てこなくなります。
たとえば、料理のレシピや店で使用している調味料を販売するなんて考えもしません。お店に来たお客様に料理を提供することがレストラン経営者の定義なのですから。
ましてや、海外のレストランと提携し、向こうでマナー研修するなんていうアイデアも出てこないでしょう。税理士さんもそうかもしれません。クライアントへ税務業務を提供することが仕事だと考えた場合、自分のノウハウを別の税理士へ教えるなんていう発想は思いもしないでしょう。
もし、聞いたとしても、「いやっ、うちの業界は特殊だから」と考えるはずです。事業をひとつの定義に縛る人を「経営者」、縛らない人を「起業家」と私は呼んでいます。生き方の問題なので、どちらがいい悪いはありません。
私の屋号である『起業家マーケティング』には、「起業家」を多く輩出したいという想いがあります。マーケティングを学んで自分はマーケッターだという認識を持ってもらう。
そして、自分の事業を一つの定義に縛る『経営者』ではなく、『起業家』となって社会に大きな価値を提供できる人を多く輩出するのがミッションの一つです。さて、あなたの事業の定義はなんでしょうか?一つに縛っていますか?それとも?