私が一人で練習しているのを見てみんな笑った、でも、半年後みんなは・・・
by 中村 仁 / 2013.08.10
FROM:中村 仁
八尾のサンマルクカフェより・・・
「絶対ウソや!こんなん認めへん」
私を見たとき、私の友人は全く信じなかった。しかし、今では、彼も・・・
中学2年のとき、同じ八尾市内の学校に転校しました。中学2年という中途半端な時期、しかも、周りも反抗期真っ盛りの方が多かったため、転校早々にイジメに会うことに・・・まぁ、大した話ではないんですよ。
サッカーの上手い奴(私らしいです)が来るという噂がどこからともなく流れ、登校するや否や、毎日のように絡まれたというだけの話。
出入り禁止
体育会系クラブでは、よくある話です。先輩の嫌がらせにより。私は入学早々サッカー部へ出入り禁止に・・・「先輩が引退するまで半年か、長いな」愚痴を吐いても状況は変わりません。とりあえず学校が終わってから、自宅の裏にある駐車場で、壁打ち練習をすることに。
たとえば、
ドリブル練習用コーンを使ったり、リフティング、インサイドキック、アウトサイドキック、トラップ練習を毎日300回などなど、とにかく一人でできるありとあらゆることを毎日3時間、週末は朝5時に起きて同じ練習をもう一セットやりました。
「地味だな。試合したいなぁー。」
何度同じことを思ったことか。でも、現実に一人ではどうしようもありません。たまにサッカー部の先輩が通りかかると、「おい、あいつダッセー1人でやってるぞ。友達イネーんだよ」大勢に笑われることも。
ひたすら基礎。でも、半年経ったころ。
すごく悔しかった・・・
でも、次第にそんな生活にも慣れていきました。手応えだけは感じていましたから。そして、月日は流れ・・・ようやく秋になり、サッカー部へ正式に入部できたわけです。その頃、転校前に同じサッカー部だった子とたまたま会ったのでサッカーをすることに。
転校前は同じくらいの上手さだったんですよ。でも・・・結果は私の完勝。
「絶対ウソや!こんなん認めへん」
私を見たとき、私の友人は全く信じませんでした。しかし、今では、彼も・・・彼は基礎練習の重要性を認識し、その後、どんどんレベルアップしていったのでした。
さて、ここから学べることは何でしょうか?
ビジネスをするにあたって、効果的なテクニックはいろいろありますよね?ツールも有ります。魅力的ですよね?でも、最も効果的で長く使えるのは、基礎的な知識やノウハウだったりします。すでに誰もが知っていること、でも、やっているとは言い難いこと。
「こんなことして何になるのだろう?」
このように考える人が多いからこそ、ほとんどの人が続きません。続けられません。キソって地味でしんどいですからね。
もしあなたが、短期的なスパンではなく、長期的なビジョンでビジネスを構築していく場合、基礎に時間とお金を投資することが、最も費用対効果が高くなることでしょう。
所詮テクニックなんて、本質から派生するものにすぎません。時代が変われば有効なテクニックは変わるかもしれませんが、基本は変わりませんから。基礎さえマスターしておけば、時代が移り変わろうとも、効果的なテクニックを生み出し使っていくことができますよね?
せっかくの貴重なこのお盆に、マーケティングやコピー、行動力に関する基礎を身につけるきっかけにしてはいかがでしょうか?