爆破シーンを取り入れろ!
by 中村 仁 / 2013.07.30
FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・
昨日、あることを確かめたくて、30年以上前のドラマを見ました。
そのドラマとは・・・『西武警察』初回放送がたしか1979年だから(私生まれてない)34年前ですね。
ご存じの方いますかね?
渡 哲也さん扮する大門刑事と彼を信頼する部下たちが、毎回、凶悪犯罪者達と繰り広げる壮絶な戦闘シーンと逮捕劇。
本当に面白かったです。突っ込みどころありすぎです。(笑)
たとえば、
大門刑事がヘリコプターに乗って、上空から犯人に向かってライフルを発射する。そして、なぜか周一面が大爆発・・・凶悪犯も何も言わずに銃で応戦。
「いやいやっ、警察が犯人に向かってライフル発射している時点で、大問題でしょう?」
「そもそも、なんでライフル持ってる?」
「大門さん、役職部長でしょ?上の人間が現場の最前線で戦ってどうする?」
「毎週死者ですぎ。平均10人死んでるやん。しかもほぼ犯人。そもそも犯人多すぎでしょ?こんなに死者でたら、警察の威信にかかわるだろ」
こんな意味のない突っ込みをしながら、楽しく見ていました。
一度見ると、やめることが出来ないのです。そして、それが『西武警察』をわざわざ見た理由です。
『西武警察』って、基本爆破シーンが多いんですよ。おそらくほとんどではないでしょうか?今のドラマでは皆無ですよね?見ている側は、ハラハラして注意が離せません。
自宅にいるのに、トイレ行く暇が全くなかったのです。(汗)
意図的に注意を惹く工夫がされているんですね。映画にも同じような工夫がされていることがあります。
上映開始後、いきなり事件が起こる。事件に関してある程度進展したあたりで、トイレに行きたくなるのですが、ちょうど場面が切り替わり別の事件が起こる。(トイレに行けない)
最後には、両方の事件が上手くリンクしクライマックスシーンへ突入していく。意図的に視聴者を飽きさせない工夫が施されているのです。
なぜ、そんなことをするのでしょうか?
このメルマガ読者ならすでにご存じのはずですよね?
ほとんどの人が注意力散漫なんです。
西武警察は爆破シーンを作ることで、注意を惹き、かつ、惹きつづけることをしています。爆破シーンがセールスページ作成のヒントになるかと思って見ていたんです。
一方で、
我々のウェブサイトやセールスページはどうでしょうか?
意図的に注意を惹く、あるいは惹き続ける爆破シーンを用意していますか?特に、WEBの読み手はすぐに別のものに目移りして注意力が削がれてしまいがちです。爆破シーンがなければ、ページはあっても読んでもらえていないと考えた方がよいでしょう。
そこで、注意を惹く方法について、少しテクニックを書いていきます。使えそうなものがあれば一度試してみてください。
□注意が惹ける見出しの型
(1)メリットを入れる
人は自分にメリットがあると感じれば、時間を割いてでも見たいと思うものです。
ex.
ビジネス書をどれでも、25%引きで選んでください。
(2)ニュース
人はニュースがあると、自然と知りたくなってしまいます。
私はYahoo!トップページにあるニュースの見出しを参考にしながら、クリックされそうな(続きを読んでもらえそうな)見出しを作ることがよくあります。
ex.
ついに登場ーー「まったく我慢しない」ダイエット
(3)好奇心
続きが気になる場合、読んでみたくなりますよね?
ex.
どうやって私は、たった7千円で新生活を始めたか?
好奇心+メリットですね。
□セールスページから出さない。
セールスページを作る際、他に飛ぶリンクをつけないということです。賛否両論ある方法ですが、効果抜群です。なぜなら、注意力散漫な現代人に対する注意力を惹く工夫としてごく自然だからです。
セールストーク中に突然別の話題に移ってしまい、その話題が盛り上がったらもうセールストークに戻れなくなると思いませんか?
他へ飛ぶリンクがあるということは、別の話題へいく機会を与えてしまっているということです。
さて、あなたのウェブサイトやセールスページでも、爆破シーンを作れそうでしょうか?一度試してみてください。