座して死を待つだけなのか?
by 中村 仁 / 2015.07.05
From:中村 仁
ホテルグランディア大阪1階ラウンジより・・・
■昨日参加した勉強会の懇親会で、(atアジアっぽいレストラン)
ジョイントベンチャーが上手くいった話を聞くことができました。
ジョイント先の信頼を借り、
一緒にセミナーやって個別相談から仕事を依頼してもらう。
素晴らしい仕組みですね。
■私は基本、ジョイントベンチャー推進派です。
先日末、キャンペーンを実施して、
読者が550人ほど増えたのもジョイントベンチャーでした。
ジョイントでご紹介いただきましたし、
対談自体もジョイントです。
短期間で事業を立ち上げるには、
なくてはならないのがジョイントベンチャーの考え方
ではないでしょうか。
■でも、天の邪鬼な私。
今日は、別の視点も書いてみたいと思います。
上記のような話を聞くと、
「俺も、値千金のジョイント案件をつかむぜー」
と思ってしまうことでしょう。
効率も良いし、
借りる側にリスクはありませんから。
■「そうだそうだ」と思ったあなたは、
もしかすると、かなり危険な兆候かもしれませんよ。
もし、あなたが自力で、
見込み顧客を獲得しようとするとどうすればよいでしょうか?
マーケティングの設計図を組み、
売れるセールスレターを作って、広告を掲載する必要が出てくるかもしれません。
しかも、一度で上手くいくことはなく、
失敗の度に改善を繰り返すことになります。
■例えば、
先日、あるアイデアを試してみたくて、
リスティング広告を試したら、1日で4万円損失が出ました。(汗)
顧客に提供する前にまず自分が実験台になりますから。
このようなことは日常茶飯事です。
お金と労力は相当なものです。
だから、「ジョイントの方がリスク少なくていいやー」と
あなたが考えてしまうのも無理ありません。
■気持ちはわかります。
紹介してもらえると楽ですからね。
でも、新規顧客獲得を相手に委ねるということは、
ビジネスのコントロール権を失っていることを忘れてはなりません。
猛スピードの車の中にいて、
これ以上スピード出すとあぶないとわかっているのに、
あなたがハンドルを握っているわけではない状態と言えば
イメージできるでしょうか?
■ジョイント相手が有名な人なら、
あなた以外からもお願いをされているでしょう。
相手は忙しいので、
あなたの紹介が後回しになるかもしれないし、
あなたの思った通りのスケジュールで
事が運ばないこともあります。
■でも、あなたにコントロール権がないのだから、
あなたが他に新規顧客獲得の方法を持っていなければ、座して死を待つしかない・・・。
どうします?
ないがしろにされないよう普段から礼を尽くすなど、
政治にフォーカスしますか?
これで長期的に安定したビジネスを
作ることができるでしょうか?
■我々が目指しているのは、
儲け話ではなくビジネスですよね?
残念ながら、コントロールが効かない
ビジネスをビジネスと呼ぶことはできません。
あなたが自社で見込み客に
アプローチできる商品を作り広告を出して改善する。
結果として、新規の顧客候補と出会う
仕組みを持っておく必要があるでしょう。
■ポイントは、
効果的な特定の何かに依存し続けることは
危険ではないか?ということです。
あなたのビジネスはどうでしょうか?
突然ジョイントがなくなったとしても、仕事を取れる仕組みを築いていますか?
仕組みを作るには時間がかかります。
では、いつ取り組み始めますか?