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中村仁がマーケティングに悩む
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女将のやり方

by 中村 仁 / 2015.09.18

From:中村 仁
ホテルグランディア大阪のラウンジより・・・

■先日、両親連れて
 京都の旅館に旅行に行ってきました。

 到着して気がついたのですが、
 京都駅徒歩5分・・・あぅー、調査ミス。

 都会過ぎて、
 夜、知り合いと喫茶店で遊びましたよ。(笑)

■まさか毎月1回来てる場所の近所とは・・・。

 「これっ、ほんまに旅行かー」と
 ずっと言ってたのですが、

 帰り際に父が、

 「女将が素晴らしい。旅行はこうじゃないと。
 また行こう」と

 大絶賛してたのでまぁいいかと・・・。

■13部屋しかない小さな和風旅館。

 内装や料理も素晴らしかったのですが、

 小さい旅館が選ばれるには、
 トップである女将の気遣いの積み重ねが全てなのだと、
 実感した2日間となりました。

 
 今日は、別にマーケティングの話が
 したいわけではありませんよ。

  
 単純な気遣いでも、
 誰にもできないレベルで提供されると、
 選ばれる存在になるんだぁーと感じただけです。

 たとえば、

▼到着したら、
 女将を中心にみんなで出迎えてくれる。

▼朝食の際、観光場所の相談をしたら、 
 ヒアリングした上で最適の場所を提案し地図まで持って
 説明しに来てくれる。

▼夕食は部屋に持って来てくれる&絶妙なタイミングで話に入って盛り上げてくる

▼思い出を作ってもらおうと、
 店の前で記念写真を提案して撮影してくれる。

 などなど、
 他にもいろいろとありました。

■なるほどねぇー。
 一つ一つは大きなものではありません。

 そもそも、旅館で差別化できる要素なんて
 そんなに多くありません。

 結局、誰でもできることを、
 誰でも出来ないレベルでやる。

 その結果、ファンが出来て
 何度も通うようになって口コミが始まって、
 営業などする必要もなくなる。

 あなたはどうでしょう?

 差別化する魔法の薬は、
 あなたがすでに出来ることを誰にでもできない
 レベルでやる。

 これだけかもしれません。

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