ノウハウ不要論
by 中村 仁 / 2013.08.05
FROM:中村 仁
八尾のサンマルクカフェより・・・・
先日から、メルマガに関するご質問をいただいているのですが、その中の一つに、気になるものがあったので取り上げてみたいと思います。
「毎回メルマガにノウハウを書いていると、ネタが尽きて書くことがなくなります。
どうすればよいのでしょうか?」
ご質問いただきありがとうございます。メルマガの重要性は理解できても、実際にメルマガを始める人は多くありません。継続できる人となると、もっと少ないのが現実です。(感覚的には、100人に1人くらい)もしかして、ご質問にあったようなお悩みを抱えているから、一歩踏み出せなかったり、継続するための壁が高くなっているのでは?と最近思うようになりました。
私なりの回答ですが、毎回ノウハウを出す必要はないと思います。むしろ出さなくてもいいくらいではないでしょうか?
「おい、なんだよ」
「だったら続けられないだろ?」
こんな言葉が飛んでいる気がするのですが・・・(泣)本当です。といいますか、週に1回程度の配信ならともかく、日刊レベルのメルマガでノウハウを出し続けるなんて不可能ではないでしょうか?そもそもノウハウというのは、いわゆるハウツー(how to)です。
提供できれば有益な情報に違いありませんが、読者さんはノウハウだけが欲しいわけではありません。
・なぜそれをやることが重要なのか?(Why to)
・何をやったらよいのか?(What to)
・どんなツールを使ってやったらよいのか?(Where to)
・どのようにやったらよいのか?(ここがノウハウhow to)
・それをやったら上手くいった例はあるのか?(What if)
ノウハウ以外の項目で腑に落ちる方もいます。同じことを伝えたかったとしても、切り口を変えて伝えることは非常に重要なことです。しかも、この方法を使えばネタも思いつきやすくなりますし、何回かのシリーズにすることもできます。
例を挙げてみます。
「成約率の改善は重要だ」ということを伝えたいとしましょう。考えれられるコンテンツとしては、
(Why to)なぜ、成約率を改善することが重要なのか?-ex.広告費削減のため
(What to)成約率を改善するために何をしたらよいのか?-ex.セールスレターのコピー改善
(Where to)成約率を改善するためのツールはどこで手に入るのか?-ex.効果実証済みスワイプファイルの参考URL
(How to)どのように改善すればよいのか?-ex.見込み顧客の思い込みをリサーチし、その逆のことを見出しにする
(What if)実際に改善した例は?-ex.成約率改善のBefore、After
あなたが毎日ネタに困っているのは、おそらく(How to)のところだけを書こうとしているからではないでしょうか?ノウハウだけをネタにして書こうとすると、いずれ尽きてしまいます。しかし、ひとついいたいことがあれば、上記のようにあてはめて考えるだけで、簡単にネタを増やすことができます。
メルマガを始めたいけど、続けられるか心配で二の足を踏んでいる人やいざ始めてみたけれど、ネタを思いつかず困っていた人が続けるきっかけとなればうれしいです。
P.S
ちなみに、今日の私のメルマガはhow toです。普段はなぜ?を使ったものが多いですね。ノウハウの前に「なぜ」を理解してもらえると、行動へのモチベーションを喚起しやすくなるため、ノウハウを実行してもらいやすくなりますから。今日もビジネスを楽しみましょう。