そんな言葉使います?
by 中村 仁 / 2013.07.19
FROM:中村 仁
新橋駅近くのPRONTより・・・
東京行きの新幹線で、出版関係の書籍を読み漁っていました。
今、あるプロモーションに取り組んでいて、そのリサーチのためです。
ステップメールとセールスレターを作るので、セールス設計を構築していたのですが、やっぱりリサーチに膨大な時間がかかります。
たとえば、先日、見込み客にインタビューするため市内まで出向いてきました。
深くお話しを伺うことができたので、2時間も・・・
また、関連書籍を購入し、膨大な量を読んだり、(2日で8冊)競合サイトや関連サイトの調査も行っています。
さっきもセミナーに参加して、サービス自体を体感してきましたしね。
毎回、プロモーションを行う際には、リサーチノートを作っているのですが、今回はノート1冊を軽く使い切る勢いです。
なぜ、これほどまでに時間をかける必要があるのでしょうか?
メルマガでは何度も書いていますが、
「誰に」
「何を」
リサーチ段階でこの2点をいかに把握するかでプロモーションの成否が大きく変わってくるからです。
先日、ある人がプロモーション用に作成した文章を見る機会がありました。
その中に、こんな表現があったのです。
「想像してみてください。○○になりたくありませんか?」
コピーライターをやっていると、数多く見かける表現です。この文言を使う型もありますしね。使ってはダメというわけではないんですよ。型がそのまま使えるのであれば、一番良いわけですからね。
でも、このプロモーションの対象顧客は、今私がリサーチしている方と同じでした。既存客向けです。しかも、ただの既存客ではありません。売り主とは何度も面識があり、かつ、今も月に1回コンサルを受けているほど親密な関係です。
少なくとも、私が今回のプロモーションで、ペルソナとして設定した人はそうです。既存客向けで、なおかつ月に1回会っている。(本当はもっと細かい描写をしていますが、割愛します)
「○○さん、想像してみてください。○○になりたくありませんか?」
目の前に上記既存のお客様がいれば、あなたはこんな表現を使ってセールスしますか?絶対に言わないですよね?
「○○さん、○○って興味ありません?今度新しい商品出るんですよ。」
おそらくこんな表現で問題ないはずです。リサーチをちゃんと行っておけば、対象の見込み客にどのような表現を使えばよいかもわかります。「社長」、「経営者」、「起業家」などなど。
同じような意味を持つ言葉であったとしても、見込み客が使っている言葉は何なのか?適切な言葉を選ぶために、相手を知ることが必要になってきます。コピーライティングと考えたとたん、おかしな言葉を使いだしちゃうんですよね。
あなたは誰にメッセージを届けようとしているのでしょうか?あなたのことですから、きっとご自分の商品にはお詳しいでしょう。
あとは誰にメッセージを届けたいか?その点だけを徹底してリサーチすることができれば、コピーを書く際、何を書いたらよいかわからないことは絶対にないし、そこそこ反応があるコピーを書くことができるようになりますよ。