あなたはマーティングが何か知っていますか?
by 中村 仁 / 2013.10.23
FROM:中村 仁
八尾のサンマルクカフェより・・・
「最悪や、最悪やで」
少しだけ私の話を聞いてください。先日、非常に気分を害した出来事があったのです。5日ほど前、実家で家族揃って夕食を食べていた時のこと。夕食はカレーでした。私は昔からカレーが大好きなのです。
特に、一日寝かせたものがお気に入り。めちゃくちゃ美味しいんですよね。バクバク食べながら、あるテレビ番組を見ていると、なんとテレビでも、寝かせたカレーの話をしているではありませんか?
私:「おおっー、だよね。美味しいから特集組まれるんだよねぇー」
テレビに映った美味しそうなカレーを見ながら、手元のカレーを食べる。最高に贅沢な時を過ごしていたのです。でも、次の瞬間、専門家がテレビでとんでもないことを言いました。それは・・・
専門家:「カレーを一日寝かせると、菌が4,000倍繁殖するから食べたらダメなんですよ。」
私:「・・・・・」
突然、私の手が止まりました。この人は、一体なんの恨みがあってこんなことを言うのか?つい数秒前まで何の問題もなく食べていたのに。知りたくないことを知ってしまった・・・私はいてもたってもいられなくなりました。
もしここで、菌が繁殖しない方法or商品があったらあなたならどうしますか?私なら間違いなく買います。なぜかって?現状に「問題」があることを
知ってしまったからです。問題を認識して、どうにかしたいと思ってしまった。
今の私に解決策を売ることは簡単ですよね?
この話から、マーケティングとは一体何なのか?がわかります。
私は現状ゼロ地点ではなく、マイナスにいるなんて思ってもみなかった。でも、専門家が教えてくれたので、問題を認識し、解決したい、つまり、ゼロに戻りたいと考えたわけです。問題を教育されたわけですね。
他の例でも同じこと。
▼もし、エンジンオイルがいかに汚れているか視覚で見せられ、交換しないとどうなるかをあなたが知ってしまったら・・・
▼もし、歯医者に定期的に通わないとどうなるのか?あなたが知ってしまったら・・・
▼浄水器の訪問販売で、水道水がいかに汚れているか実験で見せられてしまったら?
あなたはマイナスをゼロに戻したいと考えるはずです。DMやチラシ、動画、リスティング広告やSEO、LPO、Facebook、Youtubeなどなど、これらを使うことがマーケティングなのではありません。
マーケティングとは、見込み客に「問題を教育すること」なのです。
問題を認識してもらえれば、ムリして売り込まずとも買ってもらえます。問題を認識してもらうために、メルマガやブログ、動画などを使うのが正解。これが分かっていれば、教育系コンテンツを書く際何を伝えればよいかわかりますよね?
マーケティングとは、見込み客に「問題を教育すること」あなたは見込み客に問題を教育していますか?(マーケティングしていますか?)それとも?