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あなたのことを覚えていない

by 中村 仁 / 2013.08.10

FROM:中村 仁

八尾のサンマルクカフェより、、、、

 

先日、美容室から携帯にメールが送られてきました。美容室からメールが届くこと自体非常に珍しかったので、「忘れ物でもしたのかなぁ」程度に思っていました。美容室:「今週の土曜日、ご予約されていますが大丈夫でしょうか?」

 

行きつけの美容室が、リマインダーメールのサービスを始めていたようです。おかげさまで、忘れずに行くことができましたよ。このようなやり方って、リアル店舗では当たり前になっているのでしょうか?

 

少なくとも、私がこれまでに受け持ったクライアントにはいなかったので、非常に珍しく感じました。また、私のような忘れっぽい人間にとっては、大変ありがたいサービスです。しかし、忘れっぽいのって、私だけではないと思うんです。

 

一度購入しても、次に同じ人から買わないのはあなたのことを忘れているからだ。マーケティングの業界では、このよう言われることがあります。だからこそリピートしてもらうには、思い出してもらうための工夫が必要ということですね。

 

それにしても、たった1通メールを送るだけで、5,000円がお店に入るわけです。(私の髪の長さの場合)これを仕組み化しておけば、どれだけの人がリピートしてくれるのでしょうか?既存顧客だから、新規客獲得ほど広告費もかかりません。

 

そうなると、ある程度来月の売上げを予測することもできるようになります。起業家にとって、来月の売上げ目途がたつことほど、安心なことはないですよね?どれだけのお店がリピーター獲得のための工夫をしているでしょうか?やっていないお店の機会損失は相当なものでしょう。

 

美容室とか歯医者(特に、歯のクリーニングとか)は、同窓会や結婚式に出る予定があったり、歯が痛くなるような特別の事情がない限り、なかなか緊急性が生まれるものではありません。そのような事態になれば、自分から探してでも行きますが、そうでない場合は、こちらから呼ばないといけません。

 

なにしろ、覚えてないのですから。でも、呼ばれればいきます。「中村さん、前回ストレートにしてから3か月くらい経ちますよね。ちょっと、クセが出てきてると思いますよ。この際どうですか?今月キャンペーンやってて、ちょっと安くなるんですよ。」とか。

 

これをメールや電話するのに、どれほどの労力、お金がかかるのでしょうか?連絡されれば、緊急性はなくとも必要であることはわかっているので、「そういえばそうかなぁー」なんて思いながら予約してしまうものです。もう一度お店にきてもらう工夫、何かしていますか?

 

今日もビジネスを楽しみましょう。

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