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ジャプが嫌いな情報発信者

by 中村 仁 / 2015.07.15

From:中村 仁
八尾のサンマルクコーヒーより・・・

■「あーあ、そんな大振りでブンブン腕振り回してたら、
 あたるものも当たんないよ・・・」

 ひどい試合を見てしまいました。

 私はボクシングが好きです。
 中学時代、サッカーと並行して習っていたくらいです。

 好きなこともあって、
 たまにプロテストのVTRを見ることがあります。

■いやぁー、さすが素人の集まり。
 中には、ひどいやついますね。(笑)

 一撃必殺のKOパンチをくり出そうと、
 腕をブンブン振り回しているだけのやつとか。

 残念ながら、
 大振りだと相手に肩の軌道を読まれてしまい、
 当てることができません。

■『左を制す者が世界を制す』
 という言葉がボクシング界にはあります。

 左でジャブを打って(右利きの場合)
 じっくりと確実に試合の主導権を握ります。

 すると、相手が嫌がって前に出てくるので、
 (ポイント取られるので)そこを千載一遇のチャンスと捉えて

「ズドンッ」

 と、ストレートやフックをくり出せば、
 相手に決定的なダメージを与えることができます。

 世界チャンピオンになる人は、
 これがうまい。

■クリーンヒットやKOパンチって、
 見た目派手なので狙ってしまう気持ちはわかります。

 でも、KOに至るまでには、
 決定打になる前に打て続けてきたジャブや

 ボディー打ちがあったから
 相手に隙が生まれKOパンチとなるのです。

 プロテストを見てたら、
 「最初からKO狙いすぎだよ」と突っ込まずにはいられません。

 「ボクシングだから我々には関係ない?」

■いやっ、情報発信をする際にも、
 同じことをしている人が多いように感じています。

 一撃必殺の文章を作ろうとして、
 配信頻度を落としたりしていないでしょうか?

▼「量より質を重視していきたいです」

▼「毎日送っていたら嫌がられますよ-」

 もし、あなたがこのような考えなら
 要注意ですよ。

 相手に刺さる文章を作ることができれば、
 それは凄いことです。

 でも、一撃必殺の文章は、
 狙って作れるわけではありません。

 毎日毎日、あなたが飽きもせず
 情報発信してコンテンツを読み手に届けることは、

 ボクシングで言う、ジャブやストレートに当たります。
 残念ながら、威力は弱いでしょう。

 でも、確実に相手に蓄積していきます。

■幾日も幾日も続けることで、 
 ある日突然、相手がぐらつき始める時期がきます。

 9R以降でしょうか。(笑)

 そのとき、一撃必殺をくり出せばいい。

 狙ってできるものではないから、
 普段の文章執筆を続けていればKO(刺さる)できますよ。

 相手はもうふらふらですから。

■あなたはどうでしょう?
 

 元気な状態の相手に大振りパンチを
 振り回しても、当たりません。

 コツコツコツコツ接触頻度を高めて、
 ジャブを繰り返していってはいかがでしょう?

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