あなたの中にもストーカーが・・・
by 中村 仁 / 2015.06.29
From:中村 仁
渋谷駅周辺の喫茶店より・・・
「あれ?何これ?何も進んでない・・・お前何やってたの?」
■10日1度、仕事の進み具合を
客観的視点からチェックする一人戦略会議を行なっています。
タスクの状況を検証していたのですが、
ある自社プロジェクトが全く進んでいないことに
気がつきました。
「お前(私)、何やってたの?」
と自分にツッコミを入れながら、
原因を探っていくことに。
■ここでやってはいけないのは、
「気合いが足りん」などと根性論に持っていくことです。
人間、意志が弱い(特に、私は)のだから、
ここに原因究明してもろくな解決策が出てこないとわかっていたから。
では、何が障害になっていたのか?
■分析していくと、
リサーチに時間をかけすぎていたことがわかりました。
そして、ある感情がストーカーのように
まとわりついてその状況が起こっていたのです。
それは・・・
「失敗したくない・・・」
という感情です。
■いろんなセミナーに参加し、
全く行動に移すことなくノウハウノウハウコレクターに
なっている人と似ているなと感じました。
気持ちはわかりますよ。
特に、セルフイメージが低い場合、失敗を極度に怖がって
過度に情報収集しがちですよね?
でも、残念ながら、たいてい失敗
してしまうものです。
■たとえば、
イチローだって3割打ってすごいと言われていますが、
7割失敗していますからね。
他にも、98年のワールドカップ予選で、
最後にゴールを決めてワールドカップ行きを決めた
日本の野人 岡野はすごいと騒がれました。
でも、ゴール決めるまでに何本シュート外したことか。
(声枯れるくらい叫んだよ)
■トッププレーヤーでも失敗するもんなんですよ。
にもかかわらず、
「失敗したくない」という
感情が出てくるのは少しごう慢かもしれません。
感情だから出て来てしまうのは当然として、
「失敗するものだ」と腹落ちしておけば解決策を考えつく
ことができるのではないでしょうか?
私が、
・最初に書いたセールスレターはお蔵入りになりました。(笑)
・最初に行なった顧客獲得セミナーも最低レベルでした。(汗)
・最初に書いたブログは、見せらない・・・(泣)
■でも、今はこれらを行なうことが、
一番時給の高いお仕事となっています。
『すべてはテスト』
ダン・ケネディが「Good Enough」を決めろと言います。
「これで十分」という地点ですね。
インプットなんて始めたらきりがないので、
最初からここまでやったらもう実行に移すと決めて
しまうわけです。
あとは、テスト。
あなたが本当に求めているのは、
勉強会やセミナーで学ぶノウハウそれ自体ではないでしょう?
■行動した結果にこそある。
「Good Enough」を決め、できるだけ早く、
失敗して改善する場所に到達したい。
と腹落ちできれば、失敗なんて恐れるに足りずです。
怖いのは行動しないことなのですから。
P.S.
さぁ、自分に言い聞かせたので取り組めそうですよ。(笑)