アイスコーヒーの上に乗ってるアイス
by 中村 仁 / 2013.08.10
FROM:中村 仁
八尾のサンマルクカフェより、、、、
今日もカフェで朝からお仕事しています。夏場はアイスコーヒーばかり飲んでいますが、どうやらこれが一番売れているようです。一番シンプルなのに、、、そういえば、昔、学生時代に4年近くワッフル屋(マネケン)でバイトしていたときも、ダントツで売れていたのは、プレーンワッフル(普通のやつ)でした。
コンビニに置いてあるチキンラーメンや日清カップヌードルもコンスタントに売れ続けているからずっと置いているのでしょう。シンプルだからこそ、買い手に商品の良さがよりよく伝わっているのではないかと感じました。
シンプルに商品・サービスの本質を伝える努力を続けることが長く売れ続ける秘訣なのかもしれません。コピーライティングをやっていても感じます。売り手としては、どうしても商品をより良く見せようとしてしまい、結果として、意味のない修飾語が非常に多くなってしまうんですね。
「驚異の」「今までになかった」「真の」
さすがに最近は、ここまであからさまなものは書きませんが、修飾語を外してみるだけで、本当に言いたいことの本質が見えてきます。本来であればそれを伝えればいいだけなのに、、、、、コピーライターというやつは、、、私を含めて、、、テクニックに偏りがちで、、
そして、これはビジネスをやっているすべての方に言えることかもしれません。ビジネスにおける修飾語を省いて、骨組みだけを見ていますか?
たとえば、
・見込み客
・成約率
・LTV
ビジネスは多くの見込み客を集め、その方を顧客に変え、そして何度も商品を買ってもらう。この3つの骨組みにビジネスを分解して、数値化してみれば、ビジネスの健康状態がわかります。悪いところがわかれば、どんな処方箋を出せばよいかもわかってきます。
ここに意識が向かないと、やれブログだフェイスブックだとなってしまいます。これらのツールは冒頭の喫茶店の例で言うと、アイスコーヒーに乗ったアイスクリームみたいなものだし、決して本質ではありません。むしろ、コーヒー好きにとっては、コーヒーの風味を損なう害悪すらなりかねないのです。
ビジネスをシンプルにして、課題を明らかにする。必要な視点だと思いますが、あなたはどうでしょうか?今日もビジネスを楽しみましょう。