3,150円と5,040円の差
by 中村 仁 / 2013.08.08
FROM:中村 仁
大阪の自宅より・・・
名古屋栄を拠点とするアイドルグループSKE48をご存知でしょうか?今年でデビュー丸4年が経ち、今や活躍のフィールドは全国にまで広がっています。そんな彼女たちが、今月初めてのアルバムをリリースすることになりました。
私はファンなのですが、CDやグッズ類は購入したことがありません。(きりがなくなるので)今回のアルバムについても、シングルを集めただけのものだと思っているので、当初3,150円を投資するのに強い抵抗を持っていました。
しかし、よくよく調べてみると、今回のアルバムを購入すると、アルバムオリジナル曲や、AKB48のカバー曲、メンバー63人が1人ずつ主役のMusicVideoがついてくるとのこと、しかも、Youtubeで上記曲のショートバージョンが流れているのを見てしまったために、
「ほっ、欲しいー」
感情が揺さぶられてしまいました。価格は5040円、通常のアルバムより2,000円も高くなっていたのです。通常であれば買いません。しかし、私はどうしたのか?といいますと、
「迷わず購入することに決めました。だって特典が欲しいから、むしろ特典だけを手に入れたい」
あなたにも同じような経験はありませんか?本サービスよりも、むしろ特典の方が魅力的に見えて購入してしまったこと。仕事柄、コピーを書くときに、オファーも一緒に提案することが多いのですが、最近は専ら、オファーを全面に出す提案をすることが多くなりました。実際に効果があるからです。
たとえば、
「この6枚組CDを差し上げるから、一か月ニュースレター会員をお試ししてみませんか?」
こんな感じですね。自らが顧客の視点に立って考えても、魅力的に見えちゃうんですよね?もちろん、オファーはなんでもよいわけではなく、見込み客が欲しいものを提供するという前提条件はあります。しかし、そのハードルさえ越えれば、単価を高くしたとしてもオファー欲しさに購入してくれる方は必ずいます。
それだけで、売上単価を上げることができるのです。あなたのビジネスには、本サービスよりも欲しいと思ってもらえるオファーはありますか?ぜひ、あなたのビジネスにも取り入れてみてください。
P.S
本文だけをみると、オファー=特典と思うかもしれませんが、オファーというのは、特典に限りません。売り手と買い手の取引条件すべてです。たとえば、送料無料や、24時間対応なんかも取引の条件なのでオファーの一つです。
今日もビジネスを楽しみましょう。