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by 中村 仁 / 2013.08.01


FROM:中村 仁

大阪の自宅より・・・

 

先日、新しくコピーを書くことになったクライアントのセミナーに参加してきました。今回の商品は、事業再生セミナーの集客です。途中で、自社分析ためのワークがあったのですが、このような内容でした。

 

「3か月先の資金繰りが心配である」

 

「役員報酬は以前より減額している」

 

「社員の次のボーナスは支給は難しい」

 

これらの質問に「はい」「いいえ」で答えていくのです。起業したばかりで、一人で気楽にやっている私としては、幸い、当てはまる項目はなかったのですが、これらの問題を抱えている知り合いが多いことに気が付きました。

 

そんな状況だったので、私は当初、「この程度の問題を抱えている会社なんてざらにあるんだろうなー」程度の認識しか持っていなかったのです。しかし、セミナーが進んでいくにつれて、私のお気楽な考えは変わっていくことに・・・

 

実は、上記のような項目に当てはまっているだけで、大変な事態が起こる予兆だというのです。事故が起こる前に、早急に措置を講じないといけないということだったのでした。大変勉強になりましたよ。

 

さて、ここから学べることはなんでしょうか?

 

講師の方は、私が重要だと感じていない問題を認識させてくれました。そして、このまま放置しておくと、どれだけの被害や損失につながる可能性があるのか?具体的な例まで交えて。ここでセミナー参加者にある変化が起きます。

 

「これだけ問題について詳細に語れるんだから、きっと解決策も知っているよな」

 

教えてくれた人を専門家とみなすようになるのです。すべての商品・サービスは問題解決のためにあります。ほとんどの方は、自分が問題を抱えていることさえ認識していません。しかし、自分がすでにマイナスの状態にいるんだということを認識すれば、反動で元の状態に戻ろうと行動に移そうとします。

 

そのとき、あなたを専門家とみなしているわけですから、当然解決策にお金を払うでしょう。そして、感謝までしてもらえるのです。メルマガを日刊で配信してビジネスにつなげている方も同じことです。ある特定分野について頻繁に語れば、読者に問題を認識させる機会があります。

 

問題を教えてあげれば、解決策を聞きたくなり、専門家であるあなたを指名することでしょう。あなたの見込み客はどうでしょうか?問題を認識していますか?あなたの商品・サービスは問題の解決策なのです。お金を支払うには、事前に課題を知っていない限り解決策にお金を払うことはありません。

 

伝える努力をしていますか?これがマーケティングの醍醐味でもあるのです。今日もビジネスを楽しみましょう。

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