なぜ、情報発信する人は成長が早いのか?(1)
by 中村 仁 / 2013.05.19
FROM:中村 仁
汐留のエクセルシオールカフェより・・・vol.368
私が情報発信を始めたのが2011年1月なので、もうすぐ2年半たちます。おかげさまで、ずいぶん成長できました。最初はブログ、数か月後にメルマガへ以降しました。
発信当初から、ある二つの面で効果を感じていたのです。
■対内的効果と対外的効果
今日は対内的効果についてお話ししますね。
直接ビジネスとは離れてしまうところもありますが、土台がしっかりしていないと、上に何を乗せても崩れてしまいます。少しだけお付き合いください。
■対内的効果
ブログやメルマガで、既に情報発信されている方もいることでしょう。情報発信と言うと、書き手であるあなたと読み手、普通二者間を意識しますよね?でも、情報発信するとわかりますが、あなたと読み手の関係の前に、あなたと、あなたの書いた言葉と対話する段階があります。
自己との対話ですね。これによりマインドがどんどん変わっていく。情報発信には、そんな効果があります。今日は4つほど例を上げてみますね。
(1)自分への戒めになる
私は何かやりたいことがあると、メルマガに決意表明することがあります。
ex.
早起きします
メルマガ始めます
今年は去年の1,5倍セミナーに出ます。
動画を年100本作ります
などなど。
自分で宣言しておいて、簡単に約束破るなんてできないですよね?特に、言葉で書き出した場合は顕著です。自分の言葉にコミットメントしてしまうからです。コミットすると、物事を達成しやすくなります。コミットメントの威力を知りたければ、ロバートチャルディーニの「影響力の武器」をご覧ください。マーケティングの名著なので、きっと役に立つことでしょう。私も半年に1回は読み返していますよ。
まぁ、コミットするとはいえ、実際のところ、10回に1回くらいですけどね。目標を達成できるのって・・・情報発信してない人と比べると、はるかに確率が高くなるのは確かです。
(2)勉強量が増える
あなたがビジネスにおいて、メルマガやブログ等のメディアを使っているとします。あなたのお仕事は、なんでしょうか?あなたの持つメディアの視聴率を高め、読者との関係を深めることですよね?売ることではありません。そもそもメルマガやブログは売るツールではありませんから。
そう考えると、必ずしもあなたの専門的な知識(教育系コンテンツ)だけを配信する必要はないと思いませんか?日常の出来事などパーソナリティを交えた内容を書くのもOKです。(エンタメ系コンテンツ)
しかし、いづれストックがなくなってくるでしょう。続けるためには、大量のインプットが必要になりますよね?きっと勉強の必要性に自ずから気づくはずです。先日、鳥居祐一さんとご飯を食べていた際、こんなことをおっしゃっていました。
「3年で9割の人が消える。だから我々は学び続けなければならない」
なるほど。もっと多くの本を読み、実践しお客様に貢献する。ノウハウを体の中で血肉にし、知恵にまで昇華したものだけをコンテンツとして配信する。結果として、あなたのファンが生まれ関係性を築くことができる。情報発信することで、上手くビジネスが回る仕組みを作りたければ、学びを止めてはいけないと強く感じました。
(3)アウトプットすると頭が整理される
なんとなく頭で理解していることって、口に出してみると、説明できないことよくありますよね?話し言葉であれば、多少論理のつながりが悪くても許されますが、書き言葉だと、すぐに間違いに気づいてしまいます。
高い頻度で訓練を続けていけば、論理的な文章を書くことができるようになります。(私はまだ2年なので、ぜんぜんですけど・・・)メルマガ、ブログなど、無料で情報発信できる現在、文章を書けない、あるいは書かないという選択肢はあなたのお店を知らせるきっかけを失うことになるかもしれません。
(4)「根拠ある」プラス思考になる
私はプラス思考があまり好きではありません。正確に言うと、ダン・ケネディが言うところの「愚かな」プラス思考が好きではないのです。前向きに考えればなんとかなるというアレです。
たとえば、
「私は明るい、私は明るい、私は明るい」
アファメーションも結構ですが、本来のセルフイメージが変わらない限り、理想と現実のギャップに悩み自己嫌悪になるのがおちではないでしょうか?私は20代のころ、何度も身をもって体験しました。でも、メルマガやブログを書くと、セルフイメージを変えることができます。
たとえば、自分に対して、警鐘を鳴らしてくれるんですよ。たとえば、「いいわけ」って、妥協の産物じゃないですか?メルマガやブログの中で、「いいわけ」を書いていると気付くんですよ。
「あっ、俺、今いいわけ書いているな。まずいな」
口に出して言うときはさほど気にならないのですが、書き言葉だとすぐにわかります。人の批判や、マイナスな言葉も同じことです。続けているうちに、脳のOSが徐々に切り替わってくるんです。「愚かな」プラス思考から、「本当の」プラス思考に。普段口にする言葉も変わってきます。
今日お伝えした4つのメリットを享受するだけでも情報発信するメリットがあると思いますがいかがでしょうか?
P.S
次回は、情報発信の対外的効果について書いていきたいと思います。ビジネスしている人にとっては、こちらが必見ですかね。当たり前のことばかり書いてしまうかもしれません。知っているか否かではなく、やっているか否かで判断していただけると役に立てるのではないかと思います。