なぜ、「お金がない」という言い訳を信じてはいけないのか?
by 中村 仁 / 2017.12.17
「今、お金ないんで・・・」
あなたは個別相談だったり、セミナーで塾の販売をした際、このように言われたことはないでしょうか?
私はあります。
逆の立場で言ったこともあります。
で、本当にお金がなかったのでしょうか?
実際にない時期もあるでしょう。
ほとんどの場合は違いますけどね。
頑張れば資金を確保することはできるけど、
以前、多数の個別相談をしていた時期に「お金がない」
あるAさんという方の個別相談にのっていたときのこと、彼には自分のコンサルティングが絶対に役立つと思ったので、提案したんです。
すると・・・
「いやぁ~、今お金ないんですよ」と言われました。
私としては、「何事もタイミングがありますしね。しょうがないです」とすぐに引き下がったのです。
しかし、それから10日後、彼があるセミナーに参加した感想を言っているのを見て、衝撃を受けました。
「いやぁー、今日は素晴らしいセミナーに参加しました。今、
これは一体どういうことなのでしょう?(笑)
お金が理由で私のコンサルを申込まなかったのではなかったのか?
実際に、この方は同時期、別の講座にも入っていることがあとでわかりました。
さてさて、話を戻して、「お金がない」という理由を信じてもよいのでしょうか?
信じてはいけません。
相手がどうのこうのという話ではなく、売り手がサービスの価値を伝え切ることができなかったことが一番の原因です。
すなわち、私が一番問題だったわけですね。
本当に欲しものがあるなら、どんな手を使ってでも手に入れたいと思いませんか?(合法かつ、倫理的にね)
私も感情が動いて商品が欲しくなったとき、家の人に頭を下げて買ったこともあります。
「人は感情でものを買い、それを理屈で正当化する」と、よく言われます。
その通りです。
感情を動かすことができなければ、あなたにお金を支払う人はいません。
どうすればお金の言い訳が出ることなく、「それ、欲しいです」と言ってもらえるのか?
サービスの一面だけを見て、伝えてしまってはいないでしょうか?
ものを上から見た場合と、下から見た場合の見え方が異なるように、サービスにも見え方の異なるメリットが無数にあります。
あなたの商品を欲しいと思ってもらうには、どのような価値を伝えればよいでしょうか?
「お金がない」を信じるのは、売り手の怠慢に過ぎません。もう一度サービスをじっくり検討し、価値を伝えられるようにしてみてください。
見込み客の反応が変わってくるはずです。
P.S.
カードのリボ払いまでさせて支払う気持ちにさせるって善悪は置いて置いて(笑)、凄い事ですよね。
もう何年も前の話ですが、「お金がない」を真に受けてしまった若き日の話でした。