「現在地が不明」状態を脱することができた体験談
by 中村 仁 / 2017.12.06
引き続き「時間管理」について書いていきます。
▼「行き先」
▼「現在地」
▼「行き方」
「行き先が不明」なだけでなく、「現在地が不明」な場合も、時間管理を学んでも大きな成果につながらないと説明しました。
先日、時間管理セミナーを東京、大阪で実施した際、多くの方の気づきが、「何に時間を使ったのかわからない」ということでした。
実は、ここに気がついたことは、これから理想の時間管理をするにあたって非常に有益なことです。
エクセルを使って、1日何に何時間時間を使っているか早速、計測している人もいました。
ビジネスでも同じことがあります。
▼「○○な塾に行きたいです」
▼「○○をマスターできれば軌道に乗るはずです」
と、やりたいことを言っていても、専門家から見ると、「いやっ、あんた今そこやないやろ?」ということがありますよね。
自分の現在地がわかっていない状況のままでいる限り、どんな手法を取り入れようとも大きな成果にはつながりません。
「行き先」が決まったら、自分の使っている時間を把握し、自分の時給を計測する。
自分で腹落ちして初めて、時間管理(正確には、生産性の高い働き方)をしようという気になるものです。
現在地の一つである、時給と今あなたが何に時間を使っているかがわかったらあなたが本当に過ごしたい時間の使い方も出て来るはずです。
先日、私の時間管理の話を聞いてくれた林田さんがメルマガに一部始終気づきを書いてくれました。
ここから
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金曜の中村さんからの学びを
具体的にお話する事は出来ませんが、
「○○○○○○○○」
を書き出してみました。
僕の場合で言うと、
・事務的な書類の作成
・動画の編集
・電車に乗る事
・セールスレターを書く事
・領収証などの整理
・デザインの作業
等です。
その上で、
金曜日から取り入れてみたのは、
「○○○○○」です。
・移動時間
・書類作成時間
・学ぶ時間
・クライアントさんとの時間
・講座の時間
・メルマガを書く時間
等の業務を具体的に項目に入れて、
業務ごとの所要時間を入れ、
1日、何にどれ位の時間を取り、
その上で1カ月毎に集計をしてみようと
早速始めています。
いわゆる見える化です。
例えばデザイナーなら、
・コンセプト考える時間
・リサーチ
・枠組みを作る
・ライティング
・編集
とか。
僕はデザイナーさんじゃないので
よく分かりませんが。。。
まず僕が金曜日にやってみて
強烈にインパクトがあったのが
「○○○○」
でした。
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合計○○時間のうち、
何と21%が○○○と言う
自分の状況に気が付きました。
「自分は○○○が多いなぁ」
と感覚的にしか思っていなかった
状態でしたが、
まさか○○○○○○だけで
1日の2割以上を使っているとは。
金曜日はたまたまこの様な
状況ではありましたが、
コレを1カ月通してやっていくと
きっと行動が数値化され、
ムダや改善箇所が見えるのではと言う
初日からの手ごたえがあります。
まあ、この様な事を実際に
やっている方々は大きな成果を
出されているんだと思います。
単なる知恵にするか、
実践にするかの違いは大きいなと。
自分がすべき業務は何か?
○○○事、○○○事など、
全部整理してみる事によって
より時給が上がっていくんだと思います。
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ここまで。
現在地を把握する素晴らしい取り組みをされていらっしゃいます。
時給を意識していれば、値決めをするにあたっても、競合がどうだとかぶれたりもしません。
次回は、いよいよ(やっとかよ)「行き方が不明」な場合についてお伝えしていきたいと思います。