成長が止まる瞬間
by 中村 仁 / 2017.07.26
■先日、平野友朗さん、鳥居祐一さんのコンサルティングを受けて来たと近況報告で書きました。
彼らだけではなく、私にはメンターと読んでいる存在が各分野におります。
皆さん、私が世に出る前からお世話になった方々で、彼らのおかげで今があると感じているため、
今でも、コンサルフィーを支払ったり、会いに行く名目で彼らのセミナーに参加するため、東京へ向かいます。
■メンターもそうだし、初期のクライアントに対しても同じように感じています。
今日は、メンターに関して書きます。
初期段階で仕事をもらったりしていたので、彼らには一生恩返しし支えると決めています。
彼らがあって今の私がありますから。
■彼らは一様に「気持ちだけで十分」と言います。
私も独立前の人や独立したばかりの方に、人を紹介したり仕事を振ります。
「あっ、別に見返りいらないからね」と必ず言ってます。ペイ・フォワードの精神です。
恩返しを義務化させても、良いことはありませんから。
■でも、私は恩返しをします。
義務ではなく、感謝の気持ちから純粋に応援したいというのと、もらってばかりいると、自分がどんどんギバーからテイカーになると感覚的にわかっているからです。
あるセミナーに参加して30万投資したとします。
大きな大きな決断です。
当時は、「この投資が200万くらいになれば、他にもいろいろと投資していきたい」と希望を胸に抱いて頑張ります。
そして、多くの方に支えられ仕事をもらったりして、1年で200万円以上得たとしましょう。
■すると、彼らはどうすると思いますか?
実は、成長が止まる人の特徴にもうこれ以上投資をしない人が出てきます。
他の金融商品を見ても、1年で6倍になるものはありません。
でも、投資をしなくなって、この30万の投資からもっともっとと考えてしまいます。
■独立し始めの場合、200万円を12で割ると、約17、18万円です。
暮らしていくにはギリギリなので分からないではないですけどね。
この投資から得たものを、他の誰かにペイ・フォワードするかすればよいのですが、自分だけのものにすると、次第に応援者が離れてしまいます。
■不思議なことに仕事がなくなり、成長が止まう人が増えてしまうのです。
おそらくまだまだ自立できておらず、応援者がらみの仕事だけで食べていたからでしょう。
「そんなことがあるのか?」と思ったものですが、あなたももしかすると近い状態を経験したことがあるかもしれません。
会社員のとき、給料が上がったらしばらくは嬉しかったでしょう?
でも、すぐ慣れてしまいます。
次第にどん欲になり、努力は据え置きでもっともっとと求めてしまいます。
■お金をもらうことについては、慣れがでちゃうんですね。次第に感謝の気持ちもなくなる・・・。
私はペイ・フォワードの精神を持ちながらも、むしろ、自分のためにお世話になった方々にお金をツールにして恩返しすることを続けています。
たとえば、鮒谷周史さんのコンサルは、毎月受けて、面白いセミナーがあれば必ず出るようにしていますし、
和仁達也さんの合宿には、もう3年連続で通うようにしています。
■自分が調子に乗らないよう、テイカーにならないようにするためです。
仕事をもらっている分、キチンと価値提供すれば問題ないのですが、恩を忘れて欲深くなる人に限って、慣れが出て来ると価値がどんどん下がって来てしまうようです。
■返しが遅かったり、期限を過ぎたり。
もし、あなたが誰かから応援してもらっていて、それが当たり前だと思っていたら、危険信号です。
とくに、何者でもないときにお世話になった方々には細心の注意を払っておいた方がいい。
私自身の戒めとして書いてみました。