南の島もいいけど、支えたい人たちがいる・・・あなたは?
by 中村 仁 / 2017.07.14
■おかげさまで、好きなときに海外に行って見聞を広めることができるようになりました。
3月に南の島であるバリ島にいて、考えていたことがあります。
「南の島でのバカンスは楽しい。でも、私には支援したいクライアントがいる。日本に戻らなきゃ」
■と。
私はコンサルタントであり、今のセルフイメージであるビジネスコントロールパートナーには、「支援者、サポーター」という意味あいがたぶんに含まれています。
■心の底から人の事業が面白くて、支援したいと思っちゃうんですよね。
最近コンサルタントを目指す方から、あることを言われ気になったことがコレ!
「コンサルタントって、在庫無し、初期費用なし、高粗利率でできるから、楽ですね」
どう思います?
たしかに、コンサルティング業界に入る人の中には、上記のようなメリットを求めて来る人も一定数います。
■まぁ、でも、簡単ではないですよ(笑)。
あなたも今の仕事でご飯食べられるようになるために、そこそこ時間と労力を費やしたのではないでしょうか?
コンサルタントも同じですよ。
私は新しい事業としてコンサルティングを始めたいという方からの相談を年間10件は受けてます。
そして、そのうち半分くらいの方には、目指すのをやめてもらうことになります。
さきほどお伝えしたように、支援者やサポーターというセルフイメージが合わなければ、長くは続けられないからです。
■コンサルタントは相手に対する好奇心が、すごーく求められる仕事だったりします。
たとえば、バリバリの経営者さんで、自分の事業を伸ばしたり、
彼らのセルフイメージは、たいていの場合、「支援者」ではなく「事業家」です。
■すると、自分の事業や顧客には興味が持てても、人の事業には興味持てない人が多いはずです。
その結果、コンサルティングを続けるのは難しくなることでしょう。
良い悪いではなく、向き不向きの問題ですよ。
ちなみに、私はコンサルティング2時間のうちほとんどの時間を相手の顔の表情を見て楽しむことができます。
楽しむというのは、相手の本音を汲み取って、問題解決をすることができるという意味です。
■私の強みなんですけど、猫とか人の顔とかじっと見るのが趣味なんです。
1日中、誰かの顔と顔の表情を見て、過ごせるわけですね。
■相手に対する好奇心こそ、コンサルタントに求められる資質だと思っています。
あと、コンサルタントを目指そうとしていて、自分がやっている本業を疎かにする人もコンサルタントには向いていないかもしれません。
実は、本業がもっと伸ばせるのに、限界があると思い込み、隣の芝生は青い状態になっているケースも多いんです。
■優先順位ができてないんですね。
本業でまだまだできることがあったりします。
一番やっかいなのが、「コンサルタントは高粗利、在庫無し、初期費用なしだから、楽勝ですね」と思っている方。
彼らは絶対に人の支援は、しない方がいい。
自分自身が商品だし、仕入れは脳みそだから常に本やセミナー等で仕込みが求められます。
■年間1,000万とか私も投資しています。
なおかつ、机上の空論を言っていても信頼されないので、自分も行動し結果を残していることが求められます。
さらに、クライアントにも成果を出してもらう必要があるわけです。
■儲かるなら他の仕事選ぶけどね(笑)。
いやぁー、コンサルタントって向き不向きが絶対にあると思うんですよね。
あなたはそれでもコンサルタントになりたいですか?