RPGのラスボスに中村がコンサルしたとしたら・・・
by 中村 仁 / 2018.02.28
私、職業はコンサルタントです。セルフイメージは「援助者」。
クライアントのビジョン実現をサポートしています。
もし、私がRPG(ex.ファイナルファンタジー)
昼間、考えていました。
まぁ、100%の確率で、クライアントであるラスボスは世界征服できるんじゃないかと。(
今日、撮影のために梅田の街を歩きスクウェア・エニックス カフェ大阪の前を通りかかったときのこと、スクウェア・エニックス といえば、ファイナルファンタジーシリーズで有名ですね。
入り口にある液晶画面では、主人公たちを前にしたラスボスが自分の力を見せつける為、気合いで風を起こし主人公を威嚇していました。
私がコンサルタントだったら、複数でいじめてくる主人公の一向に対してどうサポートするだろうか?
思うところを書いてみたいと思います。
ラスボス:
「グアァー」(風を起こし、ビビらせる)
コンサルタント中村:
「ちょっとまって。
真の課題は何か聞いた?もしかすると、江戸城無血開城みたいに血を流すことなく紛争解決できるかもしれ
ラスボス:
「グアァー」
コンサルタント中村:
「うん?何それ?、安心・安全・ポジティブじゃないね。それだと、相手の本音聞けないよ。はい、使う言葉と態度、行動、表情を変えてみようか」
ラスボス:
「グアァー」(炎を吐く)
コンサルタント中村:
「あっ?」
コンサルタント中村:
「君さ、一人で戦おうとしすぎ。上手くいく人ってのはチームで分担するんだよ。何1対多で戦おうとしてんだよ。
ラスボス:
「グアァー」
コンサルタント中村:
「はい、アウトー。君ね~。攻撃を簡単に受け過ぎ。防御力高いかもしれないけど、過信しすぎ。それで、
てな感じでコンサルしますかね?(笑)
ラスボスってちょっと自意識過剰がすぎます。
少し謙虚になるだけで、世界征服というビジョンを実現できるのに。
実は、コンサルタントにも同じことが言えると考えています。
知識のあるコンサルタントは、自分の凄さとか知識を見せつけようとどんどんノウハウを伝えがちです。
クライアントにとって必要ならよいでしょう。
しかし、まぁ、真の課題を特定せずアドバイスしている場合は結構悲惨な結果に陥ります。
風邪の診断を問診することなく、風邪と下されたらあなたはどう思いますか?
相手に本音を話してもらうには、話をしても大丈夫だと思ってもらえる安心・安全・
上から勢いで伝えてもだめです。
日頃あなたが使う言葉、行動、態度、表情をクライアントは見ています。
起業家が孤軍奮闘するものよいでしょう。
しかし、すごい人より愛される人になって、一人で戦うのではなく、
まぁ、価値観だから良い悪いはないんですが。
力があっても常に謙虚に謙虚にコンサルティングを行わないと、クライアントが言うことを聞いてくれません。
ラスボスに言葉は通じないかもしれません。
しかし、あなたに今日の言葉は通じると思います。
我々の仕事は、「援助職」
相手の成果は、あなたがどのようなリーダーシップを発揮するか、どのようなサポーターシップをするかにかかっています。
ラスボスみたいにならないように。
謙虚なコンサルタント。目指すべき理想郷ですね。