表に出ろ!この野郎
by 中村 仁 / 2017.11.14
もう9年半ほど前のこと、初めて就職して半年ほど経ち毎日仕事に追われる日々を過ごしていた頃のことです。
忙しい中でも「勉強しなきゃみんなに追いつけない」と、焦りが常にありました。
初めて有給休暇をとれて、東京のとある会社が主催するセミナーに参加することに決めたのです。
「勉強して会社で役立てますんで・・・よろしくお願いします」
なんど社長の前でプレゼンしたことか。(笑)
あっ、有給とることに関してです。
セミナー代と大阪⇒東京間の交通費は、当然自腹ですよ。
28歳、毎月の給料18万円・・・懐が寂しい時期でした。
そんなこんなで東京へ~。
新宿のとあるビル8階につくと、WEB関係の人たちで多いににぎわっていました。
「うわぁー、ダメだ」
人見知りだし、実績もない私は、いたたまれない気持ちになって、
今も人見知りだけは直らないですね。
10分ほど非常階段で待っていると・・・
「うぉーーーー」
すごい歓声。いよいよ講師の登場です。
当時すでに創業7年で26億、今年は42億になっているWEBコンサルタント集団の社長が登場しました。
実は、私、司法試験を諦めて就職活動を始めた際、
本を読んだ数ヶ月後に、前職の会社が求人広告に「WEBコンサルタント募集」とあり、WEB業界に入ったくらい影響を受けました。
「カッコいい」
もはやセミナーの内容は全く頭に残っていません。(笑)
K社長みたいになれたらいいよなぁーと、感情が動かされた出来事でした。
最後の名刺交換会に参加して、(人見知りなのにね)私はこう言いました。
K社長の前で、「
K社長:「頑張ってね」
私、若いですよね。相手の迷惑顧みず言いました。
でも、当時は成長したくて試行錯誤の連続だったんです。
28歳で就職もしていなかった私には、同期がいません。新入社員研修などというものもなかったし、すべてを自分で覚えるしかありませんでした。
自腹を切って情報を外に取りにいったのも成長するにはそれしか選択肢がなかったからです。
最近では、リスティングプラスさんなどが、WEBコンサルタントを育てる講座をやってくれたりしています。
素晴らしい試みです。
私が就職したとき、こんな講座があったら・・・
東京まで行って学ぶと、お金は高くつきました。
でも、得るものは大変大きかったです。
今では、東京に行くのに距離の壁はありませんから。
あと、ロールモデルが見つかったのは非常にラッキーだったと思います。
ロールモデル、ロールモデルと最近でもよく言われますよね。
会社にいないのであれば、社外でロールモデルをもたなきゃという声も聞こえてきます。
なりたい姿をすでに体現している人がいれば、自分が何をすればよいか明確になるので、
直接教えを請うことにより、自分の成長速度はグッと早くなることでしょう。
でも、探しに行って見つかるものではないんですよね。
ロールモデルとの出会いは、偶然の出会いの中にしかありません。
また、「ロールモデルがいないからダメなんだ」と言い訳に使ってしまっては、
日々、自分の成長のために勉強することを怠らず人に会うことを続けていればきっとどこかで出会えるはずです。
出会えたら他の学びは置いておいて、とにかく1年、2年くらいはみっちりとその方の学びを得て見て下さい。
すぐに他に行く人もいますが、ある程度の成果が続くようになるまでは一つの学びを実行した方がいいです。
とにかく外へ出よう、人に会いに行こう!