漫画から学ぶコピーライティング3原則その2(敵を作る)
by 中村 仁 / 2018.05.06
昨日の続きです。
・ゴッドハンド輝(医者漫画)
・哲也-雀聖と呼ばれた男(麻雀漫画)
・中華一番(料理漫画)
など、長期連載されるくらい人気漫画になると必ず共通する人を惹き付ける要素が入っています。
今日はその2:敵を作る、です。
敵とかライバルって、絶対いるでしょう?
ゴッドハンド輝の場合、お金ですべて解決する医療経営者とかいました。
医療漫画の敵の鉄板ですね。
お金で主人公の病院に勤務する医者を引き抜いたりとかね。
医龍もお金で解決する人いましたね。
悪ではなく、価値観の違う敵(ライバル)もいますね。
「振り返ればやつがいる」(古い?)の織田裕二と石黒賢の関係もそんな感じ。
中華一番だと、料理で人を幸せにするリュウ・マオシンに対して、料理で人を支配する裏料理界とか。(
Mr.味っこも同じ流れだね。哲也-雀聖と呼ばれた男だと、プロ雀士やどさ健ですね。
まぁ、敵を作ると、主人公の価値観や想いが際立つので、その価値観に共感する人が増えます。
当然、ビジネスでも同じ。我々のビジネスはキャラクタービジネスです。
自分のキャラに共感してもらって、ファンになるから問題を解決したいと思った場合、あなたのサービスにお金を支払ってくれます。
比べる人や基準があるから、どっちの方がいいと選択してもらうことができます。
敵がなきゃ選べません。
誤解のないようにいいますが、単純な批判は悪口です。
それは、相手に対するリスペクトがない。
価値観の違いを浮き彫りにするために、こっちではなくて、
たとえば、うちの場合、最新のマーケティングノウハウを学んでも意味がないとよく言ってます。
学んでも動けない人が大半です。
でも、「行動しないやつは、ダメだ」とか、「成果でなくて、リピートしてくれるからありがたいよね」
行動できない背景に迫っていくと、必ず真の原因があるはずです。
ここを説き明かしノウハウがなくても成果を出せるのが行動マインドセットであり、最初に抑えるべきはココと伝えています。
私の価値観ですね。別に最新マーケティングが悪いのではありませんよ。
使える土台がないのに、学ぶから成果が出ないだけなんです。
と、敵を作って(リスペクトしてますよ)基準を伝えることはよく意識してやってます。
もう一つあります。
世間がよくあるアドバイス型のコンサルタントもよく敵にさせてもらってます。
よかれと思ってアドバイスをすることが、クライアントが不幸に陥れることがよく起こるんですよ。許せなくてね。
たとえば、
クライアント:
「冊子を作ってきたんですよ。添削してもらえませんか?」
コンサルタント:
「わかりました。見ましょう。
とかやっている時点で終わってます。添削するだけの契約ならかまいません。
ビジネス全体に関わる場合、こんなサポートしていても成果は出ません。
まるで診察しないで、診断結果を言い渡し、処方箋を施す医者のようです。
残念ながら、そこじゃないだろ?と思ってしまいます。
クライアントが成果を出せないのはノウハウや知識がたりないからではありません。
なぜ、動けなくて結果が出ないのか?
問題の構造が必ずあって、そこをまず解きほぐしていく必要があるのです。
きちんと診断をして、実行可能で、実行効果性のある処方が必ずできるはずです。
行動マインドセットを、クライアントに実施して上げることが教えないコンサルティングです。
「行動マインドセット」と「教えないコンサルティング」
この2つが学べるのは、日本でうちだけだし、
▼「単価が上がらない」
▼「新規顧客が獲得できない」
▼「契約がリピートしない」
▼「高額塾に参加しても行動できない」
という問題を解決できるのも、うちのメソッドだけですという言い方をして基準を渡しています。
あとは、最後に選ぶのはお客様だから、待つだけ。
何度もいうけど、単なる悪口や批判は意味ないですよ。
価値観の相違に過ぎません。
自分の価値観と基準を伝え、共感してくれる人だけを顧客にすればいいんです。
我々には時間が限られています。
残念ながら、すべての人を救うことはできません。
本当に救いたい人に気づいてもらうために、敵を作って基準を渡すことが必要です。
敵がいないと基準がないから、あなたのサービスの何がよいのか?なぜ、
見込み客は待っています。
自分に最適なサービスを。あなたのサービスを。
敵を作り基準を伝える。
シンプルですが簡単なことではありません。
競合リサーチをきっちりと行っていることの証左だからです。
あなたの敵はどなたでしょうか?すぐに出てきますか?