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投資が重要だと頭ではわかりつつも、コストだと捉えてしまっている起業家へ

by 中村 仁 / 2017.10.12

塾や個別コンサルをしていて、たくさんの起業家を見る機会があります。

うちに来てくれる場合、最初はみんなほとんど差がありません。


でも、1年もするととんでもない成果を出す人と、
1年前と何も変わってない人がいます。

違いはどこにあるのか?


収入と資産という概念の説明をします。


思ったような成果が出ていない人は、
目の前の収入にフォーカスしている傾向があります。

「今月の売上げはいくら上がった」
「紹介が3件あった。なんとか食べていける」とかね。

そりゃ、目の前の売上げが上がれば、
嬉しいでしょうよ。でも、翌月また同じことの繰り返しです。

ビジネスにおける視点が短期なのです。


一方で、資産はなくなりません。


不動産なんてその典型。昨日、不動産投資専門税理士の叶 温さんと
話をしていましたが、やはり、毎年継続的に収入があるとお聞きできて、不動産は最強の資産だなと実感しました。

長期視点がなければ、
不動産投資なんぞに手を出せるはずがありません。

我々がビジネスをしていくにあたって、
最大の収益を生み出す資産とはなんでしょうか?

「顧客」と「あなた」自身です。


今日は、あなた自身への投資についてお話します。


一人でビジネスをしている場合、
収益の額を決定するのはサービスを提供するあなたの実力次第です。

一度身に付けたスキルは、目減りしないので、
他のどんな投資よりも最も利率が高く、かつ、継続的にお金を生み出してくれるようになります。

ちなみに、投資をしても1年目は一切利益は
でないと思った方がいいです。

回収できるのは、
お金を投資して早くて数ヶ月~数年くらいかかるのが普通です。

でも、やめてはいけない。当然。


ビジネスでは利益はあとから出るものだからです。


最初から利益が見えないから投資しないとか
馬鹿げているとしか思えません。

短期視点で見すぎていて、
すぐに利益を求めて強欲になると投資をコストだと捉えるようになってしまいます。

どんどん投資できなくなりますね。


私の話。
会社員のときから資産の価値は認識していました。

当時は、自分への投資にフォーカスしていたので、
高いセミナーに参加し続けたのです。

30万円のセミナーに参加した際、
「10年は資産価値があるとして、1年だと3万円、1か月3,000円以下か。Goだな」という思考回路で動きました。

このセミナーから7年、
もはや人生を変えてしまったほどで金額に換算できないレベルの費用対効果を生みました。

おかげさまで、投資回収思考が血肉になり、
ビジネス上の意思決定もすべてこの思考で考え超スピードで決断することができるようになったのです。

もちろん、最初は自分への投資は怖かったですよ。


見えない不安が大きかったですし。


当時触発された鮒谷周史さんのメルマガには、
こんなことが書かれていました。

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その頃は、
通帳残高に記されていた数字は2ケタどころか、常に1ケタ
(というか、先日、大掃除のときにでてきた通帳を見てみたら数千円や数百円台だったときさえも)だったわけですけれども、

「そんな攻めの姿勢と向こう見ずな投資が
今の自分を形成した」

という事を考えてみると、


「このときの投資は
実は途方もない利回りで回ってくれたんだなあ」

と今にして感慨深く思われるのです。


平成進化論より引用

http://www.2nd-stage.jp

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まぁ、ちょっと極端だとしても(笑)、
投資に躊躇してしまう人にとっては非常に学びになる内容です。

私もこのメルマガを見て、奮起しました。

ライフネット生命元会長である出口治明さんも投資の重要性についてはおっしゃっています。

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上記で「貯蓄に勤しむよりは『投資』に充てるべき」
と書いたとおり、20代でもっとも重視すべきは「自分への投資」です。

第2回で「投資」は「なくなってもいいお金を、
リターンが得られそうなものに投じること」と説明しましたが、皆さんは「なぜリターンがあるかどうかわからないものに、貴重なお金を投じなければならないのか?」と感じられるかもしれませんね。

理由はシンプル。お金を増やしたいと思ったら「
入ってくるお金を増やす」か「出ていくお金を減らす」しかないからです。

後者は生活を切り詰めて「お金を使わない」ということですから、
なんだか暗い話になってしまいがち。それを一生続けていくと思うとウンザリしてしまいますね。

だからこそ、大切なのは「入ってくるお金を増やす」こと。
そのために、自分に投資するのです。

投資の原則は、「成長しそうなもの」にお金を投じることです。


それでは、20代の皆さんにとって、
もっとも成長性が高いのは何だかわかりますか?

自分自身です。


なぜなら、これから2億円以上とも言われる生涯年収を稼ごうと
しているのですから。単純に数字だけで考えても、手元にある50万円を3億円にするためには600倍のリターンを狙う必要がありますが、

皆さんの持っている2億円という可能性を3億円にするためには、
1.5倍のリターンを狙うだけでいいのです。

しかも、皆さんには若さという武器があるので、
伸びしろが大きい。

極端なことを言えば、20代で働きながら自分に投資をして、
そこで学んだことを仕事に活かした結果、年収が1000万円になるかもしれません。

そうすれば、10年で億の稼ぎだって目指せるのです。


『働く君に伝えたい「お金」の教養: 人生を変える5つの特別講義』
より引用

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出口会長も、お金を必要以上に溜め込まず
投資に使えという趣旨のことをよくお伝えされています。

人・本・旅ですね。


投資はコストではありません。


資産と収入の考え方を理解できる人は、
数年後、大きく成長できるでしょう。

あなたの自己投資は、
本当に投資ですか?コストだと捉えていないでしょうか?

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