手元に100万円あるなら、頭に印字しろ
by 中村 仁 / 2018.01.10
「貯金どのくらいありますか?」
唐突な質問をしてしまいました。(汗)
夏目漱石『こころ』を読んでいたら、先生が「君の財産はいくらある?」とか唐突に聞くので、私も聞いてみたくなりました。(笑)
このメルマガの読者は、私と違って計画性があるからちゃんとしていることでしょう。
貯金することは、悪いことではないと思っています。
少なくとも、何かあった際に使える現金を手元に置いておくことは安心につながりますよね。
しかし、度を超えて溜め込んでしまうのはどうでしょうか?
人生100年時代、ちょっともったいない気がするのは私だけでしょうか?
ビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いました。
個人の経験は数十年単位、一方、歴史に学べは、5,000年以上の知恵が使えます。
時間軸から考えることで、あなたが人生の岐路に立った場合の選択肢が広がります。
個人の経験に頼ることで、選択肢が限られ、かつ、その選択肢が望むものでないなら、人生のコントロール感を失ってしまう可能性もあります。
半沢直樹の登場人物を見ていると、人事権を握られているために、自分の選択肢が狭くなって人生のコントロール権を失っている様が見てとれます。
私は半年分の蓄えがあるなら、残りのお金は自分の成長のために投資しておくことをおすすめします。
実際、私も勉強代としてたくさん使ってきました。
たとえば、私はライザップに通い始めてから、長く健康で仕事をするための身体作りに関する知見を得られました。
情報発信を学んでから、人見知りな私でも仕事をいただけて起業できるようになりました。
本にお金を使うようになってから、専門分野の能力が飛躍的に上がりましたし、また、専門分野以外の本を読むことで視野が広がり様々な年代、分野の方とお話ができるようにもなりました。
お金は手元に置いておくだけだと、いつまで経ってもお金であり、価値もある程度一定です。(変なことが起こらない限り)
もし、勉強してあなたの頭の中に、経験を詰め込めば一生使える財産となります。
いつだって引き出すことができるし、銀行の利子の何百倍になって返ってきます。
ビジネスで成果を出している人は、とてもたくさんの本を読み、勉強を続けています。
手元に100万円あるなら、通帳に印字するより頭に印字した方が人生の選択肢は
広がりますよ。
ぜひ、試してみて下さい。