成果を分けた2人のストーリー
by 中村 仁 / 2018.04.11
今日は、実際にあったストーリーを通して成果を分ける要因について書いてみようかと思います。
3年くらい前、とある商品を作って、モニターとしてAさんに声をかけたことがありました。
金額は、22万円。まぁ、決して安い金額ではないのかもしれません。
残念ながら、Aさんからは「お金ないんで」と断られてしまいました。(汗)
「Aさんには、絶対役に立つと思ったから、声をかけたんだけどな~。残念、
と、反省材料をいただいたことを昨日のように鮮明に覚えています。
実は、Aさんはある分野の専門家でした。
もし、来てくれたらご縁ができるので、50万円ほどお仕事をお願いするつもりでお誘いをさせていただきました。
残念ながら、ご縁がなかったため、Aさんではなく、別のBさんにお願いすることになったのです。
結局、その後の1年間で、Bさんには50万円どころではなく400万円ほど仕事をお願いすることになりましたが。
一方で、Aさんとは全く別の決断をしたCさんの話をご紹介しましょう。
昨年、東京であるセミナーが開催され、私がクライアントのサポートをしていました。
「セミナーの体験レポートを書いてくれる人いませんか?」と、ご要望をいただき、私がCさんにお声がけさせていただいたのです。
クライアントにとって、Cさんが仕事できる人なのかどうかは未知数です。
Cさんはその分野の実績はあるものの、独立直後で、独立してからの実績は持っていませんでした。
当然、お金を支払うには不安があります。
クライアントと交渉した結果、Cさんには、下記のようなオファーを出すことにしました。
「Cさん、3日間のセミナーへの無料で招待します。交通費もこちらでもちます。
とお伝えしました。
実は、この時点で私とクライアントは、あとで、正式にお金を支払ってお願いするつもりでいました。
Cさんがどういう決断をされるか、なりゆきを見ることにしたのです。
Cさんに依頼したとき、Cさんの予定はすでに埋まっていました。
どうなったと思いますか?
Cさんはすべての予定を調整し、大阪から東京まで4日ほど来てくれました。
セミナーは成功し、素敵なレポートも書いてくれて、ブログ読者にも満足いただけたのです。
セミナーのプロジェクトが終わってから、正式にお仕事をお願いすることになりました。
それから、約9か月
私とクライアントや、我々の紹介経由だけでCさんの年商の何割か仕事をお願いしています。
500万円近くあるでしょう。
AさんとCさんの話は実話です。
何が彼らの成果を分ける要因になったのでしょうか?
先日、鳥居祐一さんのセミナーに出た際、鳥居さんは「成功は常識の外にある」とおっしゃっていたのが印象に残りました。
▼「お金がない」
▼「すでに予定がある」
▼「東京までは遠い」
このような理由があるから、「行きません」というのはきっと常識的な判断です。
間違ってはいません。普通の人として、暮らして行くのであれば・・・きっと99%の人が同じ回答をするでしょう。
鳥居さんも、たまに「お金がない」という人に、「無料だったらきますか?」と、声をかけることがあるそうです。
無料のときだけ、力強く「行きます」という考えの人には、疑問をお持ちのようです。
私も同じ意見です。
話を戻しまして、Aさんは、常識的な判断をしました。
一方で、Cさんは常識の外にある判断をしました。
結果を分けたのは、どんな考え方を持っているか、そして、
幸い、99%の人は普通の判断をします。本当はチャンスしかないんですけどね。
あなたはAさん、Cさん、どちらの起業家になりたいと思いましたか?