心に効く3つの言葉。
by 中村 仁 / 2017.11.02
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・人間ちょぼちょぼ主義
・仕事は6勝4敗でいい
・仕事というのはプライベートと比べたらどうでもいいもの
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最近、上記3原則を意識して、仕事やプライベートを過ごすようにしています。
ライフネット生命出口治明氏から教えていただいた言葉です。
出口氏の本を読むと、「~しなければいけない」と考えヘコんでいる自分がアホらしく思えてきます。
出口さんは1万冊の本を読み(特に、歴史)、70カ国1,200の都市へ行き、
経験からくる言葉には重みがありますね。
我々は「○○すべきだ。できるべきだ」と、自分に対して厳しくしてしまうことがあります。
たとえば、
・会社に入って3年立ったのだから、仕事くらいできないと・・・
・もう会社員の給料くらい稼いでいないとかっこ悪いのに、
・周りは独立してすぐ結果を出しているのに、
あなたはこのように思ったことはありませんか?
真面目で責任感があること人の特徴でもあるので、悪いことではないです。
でも、程度はあるかも。
心に効く3つの言葉を意識するだけで「辛いなぁー」と思っている人なら生きやすくなるかもしれません。
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・人間ちょぼちょぼ主義
・仕事は6勝4敗でいい
・仕事というのはプライベートと比べたらどうでもいいもの
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人間ちょぼちょぼ主義というのは、「人間には賢い人も、アホな人もいない。みんな、
まぁ、何かにトライして、仮に上手くいかなかったとしても自分を卑下する必要はありません。
自分は賢くはないけど、きっとアホでもないから他に向いていることがあるだろう?
と、すぐ気持ちを切り替えて次のことに取り組めばいいと考えています。
あなたも会社内で、あるいは、起業して思ったような成果が出ないことはあるのではないでしょうか?
私はよくあります。今もですよ。
自信満々で望んだ商品が全く売れず、「ああー」となることは日常茶飯事です。
あなたが知らない間に、そのサービスが消えてなくなっています(汗)。
あなたの周りには、表向き上手くいっているように見える人がいるのではないでしょうか?
たいてい裏でもがいていたりしますよ。
ステージが上がっても、新たな悩みも出てきくるから悩みはつきないものです。
「人生は6勝4敗でいい」これも出口氏の言葉。
あなたが何かに取り組む際、なんでもかんでも10勝0敗を目指していないでしょうか?
その志は素晴らしい。
でも、10勝0敗であれば失敗できないわけです。
プレッシャーもすごいし、失敗したらなかなか立ち直れないと思いますがどうでしょう?
人間は完璧だと思わない方が気が楽になるし、気軽に最初の一歩を踏み出すことができます。
人間ちょぼちょぼ主義であるなら、6勝4敗くらいでも人生なんとかなるのではないでしょうか?
人生そんなもの。
私は6勝4敗理論を聞いたとき、「えっ、4回も負けていいの?」と思いました。
おかげさまで、様々なことに取り組む際のハードルが下がりました。
朝のオフィス清掃をしていた際(10年前)、起業家がバイトで来ていました。
軌道に乗るまで掃除もするんですって。
焦って成果を求めて自滅するより、長期視点を持っていて私はいいなと思いましたよ。
5勝5敗がちょうどいいと、おっしゃっていたような会話を当時した記憶があります。
起業家や会社員が抱えている悩みの大半は仕事に関してのことではないでしょうか?
お金や人間関係も仕事に関連して起こる悩みです。
なんとかしたいと考える気持ちはわかります。
でも、人生のうち1/3が睡眠で仕事の時間はせいぜい2、3割しかありません。
出口氏は、だから「仕事というのは、プライベートと比べたらどうでもいいもの」と言います。
もちろん、仕事に精を出し、何かを達成することの重要性は説かれています。
しかし、体を壊してしまったりするほど、のめり込むほどのこと重要なことでしょうか?と問題提起されています。
あなたはどう思いますか?
私も今は全面的に、冒頭であげた3つの言葉を軸にして生活しています。
かえって仕事の成果が上がようになりました。
仕事以外の予定を先に埋め、残り時間で大好きな仕事に全力を傾けることになるので、最初から制限時間があって生産性が上がるからです。
予め休みも決めているから、一時の頑張りで倒れてしまうようなこともありません。
人生そんなもん、人間そんなもん、仕事なんてそんなもんと思えると、気が楽になって取り組めると思えてこないでしょうか?
今はいい時代だと思いますよ。
幕末と違って、失敗したって殺されたり、自害する必要もないわけだし・・・。
一度、太陽の光に当たって地球を感じてみてください。
「まぁ、どうにかなるさ」と思えてきたら、もうけもんです。