クライアント・塾生に今の2倍成果を出してもらうための声のかけ方とは?
by 中村 仁 / 2018.02.21
ここに二人の男がいます。
二人とも、目標を掲げ全力で行動して無事に達成しました。
仮に、Aさん、Bさんとしましょう。
目標を達成した二人に対して、あなたなら何と声をかけますか?
------------------
あなた:
「Aさん、目標達成しましたね。さすがですよ。才能あるねぇー」
あなた:
「Bさん、目標達成しましたね。失敗しても諦めず、様々な施策を考えて挑戦してましたね。すばらしい」
------------------
上記の2パターンを見て何か感じることはありますか?
「中村さんの塾生や個別コンサルのクライアントってガンガン行動して成果だしますよね。秘訣は何ですか?」と、先日、知人のコンサルタントから質問をされました。
実は、声かけに秘密があると思っています。
誰もそんなとこ見てやしないでしょうけど。(笑)
クライアントが上手くいったときに、コンサルタントはどんな言葉をかければよいのか?
実は、めちゃ大事。
ここを間違ってしまうと、クライアントが一度成果が出た後に、落ちて浮上できなくなる人が結構いるからです。
うちのクライアントの特徴として、一発ドカンと売上が上がるより、上下変動ありながら地味に右肩上がりなる傾向があります。
そのような結果になるような、コンサルティングをしているので当然と言えば当然です。
クライアントが行動し始めたあとが大事。特に成果出たときね。
何を意識しているかと言うと、「努力と成長に注目したメッセージ」を送ることに意識を向けています。
結果ではなく、プロセスに重点を置いて褒めると言った方がわかりやすいかな。
一度くらいドンと売上が上がることは起業家であればままありますよね?
でも、成果が出たことによる喜びは一瞬。
起業家は困難に見舞われることの方が圧倒的に多いはずです。
もし、成果が出た際に結果や特性だけにフォーカスして褒めらてしまうと、打たれ弱くなるんです。
頭いいねとか才能あるねとか、結果出たのがすごいねとか・・・
困難な状態にぶち当たると、才能や頭が良いことを証明できないし、結果も出せないからイライラしてきます。
結局、諦めたり逃げ出したり難しいことに挑戦しなくなったりしてしまいます。
一方で、プロセスを重視して、努力と成長部分をほめると、例え今はまだ結果が出ていなくてもモチベーションが続きます。
------------------
私:
「Bさん、目標達成しましたね。失敗しても諦めず、様々な施策を考えて挑戦してましたね。すばらしい」
------------------
だから、ある時期を越えたら、成果が出始めるんですね。実際、成果が出ても出なくても、常に挑戦できるような体質になってます。
私はよく塾の中で、結果ではなく、行動にフォーカスしましょうとお伝えしています。
実は、今説明したような背景があるから。
クライアント育成のマインドセットってのも、また奥が深いですね。
今日の本編をご覧になって、再度、私の近況報告を読み返してみると、何か気づきがあるかもしれません。