「詐欺かどうか今弁護士と相談している・・・」
by 中村 仁 / 2017.09.24
「詐欺かどうか今弁護士と相談している・・・」と言われました。
いやぁ、焦るね。
「やはり電話をとってはいけなかった・・・」と感じましたよ。
「いかに自分と連絡を取りにくくするか!」
独立してから、私のもつビジョン実現のために欠かせない要素となっています。
簡単にできることではないため、長い時間をかけて、地盤を作ってきました。
しかし、今日は新居に引っ越す業者さん、内装を相談するインテリアコーディネーターから電話がかかってくる可能性もあってスタンバイしていました。
すると、「プルルルル・・・」
Nさん:
「おたくが中村さん?今、弁護士とも相談していて、ちょっと聞きたいんだけど」
心の声:
「おいおい、雲行きが怪しいな。しかも、初めましてだし、ここはしっかりと話を聞くことが先決だな。」
私:
「その方がどうかされましたか?」
Nさん:
「○○という人のセミナーにお金振り込んだんだけど、詐欺かもしれない。行ってもいいのだろうか?
心の声:
「えっ?うちのセミナーじゃないのになぜ私に参加していいのか聞くんだ?」
Nさん:
「その人が、
詳細を聞いてみると、過去にうちのセミナーに参加したことがある人でした。
私:
「いえっ、違います。雇用者ではありません」
Nさん:
「そうだよな。あんたのサイト調べたら、この人とあんたは全く信用が違うもんな。このセミナー講師の人のサイトには、○○って書いて信用できなくてね」
私:
「そうでしたか。申し訳ありません。名前は存じ上げてますが、
Nさん:
「わかったありがとー」
ドキッとするよね(笑)。
あることに気がついたんです。
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Nさん:
「そうだよな。あんたのサイト調べたら、この人とあんたは全く信用が違うもんな。このセミナー講師の人のサイトには、○○って書いて信用できなくてね」
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電話口でNさんの言葉を聞いたとき、私は「ほぅ?」と思わず心のアンテナが立ってしまいました。
Nさんはあるメディアからセミナーの存在を知ったそうです。
しかし、講師が信頼のおける人なのかはわかりません。
あなたならどうしますか?
そう、調べるわけですよ。
ウェブサイトとか他の情報を発信している媒体もね。
買い手なら当然の行動です。
騙されたくないですものね。
うちは、サイトをリニューアルしたこともあって、知らない人からも一定の信頼を置いてもらえたんだなと好意的に受け取りました。
で、考えたわけです。
ヒヤリハットの法則と同じで、多くの人が同じように「こいつは信用できるのか?」と感じているだろう?
すでに多くの機会損失が出ているのではないか?
もっとできることは他にないか?と。
うちも塾生が昔入塾を考えたとき、「中村 仁 詐欺」で検索したと言ってました(笑)。
今となっては笑い話ですけど。
我々は売り手になった途端、買い手の気持ちを忘れてしまっているのかもしれません。
人は簡単には信じません。
あなたの見込み客が、あなたを信用し関係性を築くためには何が必要になるでしょうか?
P.S.
セミナーは返金保証と書いていたそうです。
講師が信じられないなら、返金される可能性すら疑問なわけで、返金保証はオファーにすらなりませんね。
一般的には、強力なオファーと言われていますが、使いどころですね。
信用がなければどんなテクニックも、無駄に終わります。気をつけましょう。