「徒然草」から成長の極意を学ぶ
by 中村 仁 / 2018.02.13
朝から「徒然草」を読んでいて、興味深い言葉に出会い、思わずのけぞってしまいました。(汗)
ご紹介しますね。
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能をつかんとする人、
「よくせざらんほどは、なまじひに、人に知られじ。
うちうちよく習い得て、
さしい出たらんこそ、いと心にくからめ」
と常にいふめれど、かくいふ人、
一芸も習ひ得ることなし。
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能って芸能のことです。
芸能を身につけようとする人は、「上手にできないうちは、人に知られないようにしよう。ひそかにしっかりと習って、それから人前に出たら、
汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗汗
ぞっとしませんか?(笑)
私、昔、ノウハウコレクターでした。
その昔、司法試験の受験を7年続けていました。
さらに、むかーしむかし、大学受験を3回(2浪)しました。
国語の偏差値32です。凄まじいですな。
上記3回の挫折経験にはある共通点があることに気がつきました。
冒頭の「徒然草」のセリフでもあったように、恥かくことを恐れてアウトプットせずインプットだけして過ごしていたのです。
いやぁー、だって怖いんですよ。
点数悪いのわかっているから・・・汗
自分と向き合えません。
おかげで司法試験は、2回願書出すのを忘れてしまったほどです。
1年勉強して直前に現実逃避するって、客観的に見たら常軌を逸した行為だと思います。
長い長い挫折経験ののち、今は、ライザップとかビジネスとか読書とか成果を出すための黄金方程式がわかりました。
人前で恥をかこうと決めることです。
とはいえ、バカにされる場で恥をかくと、ヘコんで立ち直れなくなります。
なので、みんなが切磋琢磨できる場でなおかつ安心・安全・
先日、クライアントが見込み客の個別相談に乗っていてアドバイスをしたら、
「自分でやってみます」と言われたと報告をしてくれました。
「絶対に一緒やった方がいいと思うんですよね。別に僕じゃなくてもよいですけど・・・」と、クライアントが言ってました。
なるほど、よくあると言えばよく聞く話です。うちもあるし。
まぁ、でも、自分ひとりでできるくらいなら、彼のところに相談にはこないし、
私もそうでしたが、意志の力に頼って中途半端で取り組むから何年経っても今と同じ立ち位置にいます。
私はそのことに気がつくまでに、10年以上の歳月がかかってしまいました。
もうこれ以上、満足できない状況が続いたら、恥をかいてでも成果を出したいと思います。
おかげさまで、大恥を何度かいたかわかりませんが。(汗)
あなたはどうでしょうか?
今、実現したい成果に向かって着実に進んでいると断言できるでしょうか?
本を読んだりセミナーに参加して勉強した気になって何も変化がないということになっていないことを祈ります。
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能をつかんとする人、
「よくせざらんほどは、なまじひに、人に知られじ。
うちうちよく習い得て、
さしい出たらんこそ、いと心にくからめ」
と常にいふめれど、かくいふ人、
一芸も習ひ得ることなし。
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あなたには恥をかいてでも成長したいと思えることはありますか?
いつ本気になって恥をかきますか?